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【2024年最新版】歯科衛生士になるには大学?専門学校?学費や通う年月、カリキュラムの違い

歯科衛生士になるには大学?専門学校?費用や通う年月、カリキュラムの違い

歯科衛生士になるためには、厚生労働大臣指定の養成施設(専門学校、短期大学、大学)に通い、実習なども含めて定められたカリキュラムをこなす必要があります。

そこで悩んでしまうのが「学校にはそれぞれどのような違いがあって、自分に向いているのはどんな学校なの?」という点ではないでしょうか。

そこで、大学と専門学校の違い、それぞれの特長を解説していきます。

「歯科衛生士になりたいけれど迷っている」、「具体的な目指し方がわからない」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそも歯科衛生士になる方法は?

そもそも歯科衛生士になる方法は?

まずは、「どうやって歯科衛生士になればいいのか」というポイントから確認していきましょう。

歯科衛生士になるには、国家資格を取得しなければいけません。

国家資格には、資格を持っている人が独占的にその仕事を行うことができる「業務独占資格」と、資格を持っている人だけが、その名称を名乗ることができる「名称独占資格」と、業務を行う際に、それぞれの企業や事業所に特定の資格保持者を置かなければいけないと法律で定められている「必置資格」という種類があります。

歯科衛生士(国家資格)を取得するためには、国が定めた教育機関(専門、短大、大学)に通い、必要なカリキュラムを終わらせ、試験を受けて合格する必要があります。

どのような学校を卒業しても国家資格を取得または受験することはできますが、費用やカリキュラムはそれぞれ異なります。

そのため、歯科衛生士になれる学校について違いを確認し、その中から自分に合う学校を見つける必要があります。

カリキュラムや、卒業試験の内容については学校ごとに異なりますので、その点については理解しておきましょう。

学費の違い

学費の違い

専門学校や大学など進学先を決める上で、大きなポイントとなるのはやはり学費ではないでしょうか。

端的に説明すると、学費の相場としては300万円前後を考えておきましょう。

一般的に「大学と専門学校で比べれば、二年制で卒業できる専門学校のほうが学費が安いのでは?」と思うかもしれません。

しかし、歯科衛生士の専門学校は三年制であり、大学についても三年制の短大がメインであることから、費用についても二年制の専門学校と四年制の大学を比べるときほどは大きく変わらないと言えるでしょう。

(通う年月やカリキュラムについては、のちほどさらに詳しく解説していきます)

多くの場合、一年目には入学金もあわせてだいたい100~150万円ほどかかります。

その後は二年目と三年目にそれぞれ50~100万程度かかり、トータルでだいたい300万円前後かかるのが一般的です。

もちろん、四年制の大学ならばもう一年分の学費がプラスされるのでその分負担する費用総額も大きくなります。

また、大学のほうが入学金が大きい金額になりやすいことから、そうした事情を加味して比べると専門学校のほうがやや安い金額に抑えられるでしょう。

ちなみに上記の費用はあくまで学費のみの金額であり、教材費や諸経費はプラスして発生する学校もあります。

「300万円あれば卒業できる」ということではありませんので、注意してください。

専門と大学、通う年月の違いは?

専門と大学、通う年月の違いは?

専門も短大も大学も「歯科衛生士になるために三年間以上通って講義や実習を受ける」という点は変わりません。

これは、歯科衛生士になるために必要なカリキュラムをこなすのに、必ず三年の年月が必要になるからです。

そのため「一般的に専門学校と言えば二年生のイメージだから、早く歯科衛生士になるために専門学校へ通って、二年で卒業する」ということはできません。

どのような学校でも、最低で三年はかかると覚えておきましょう。

中には歯科衛生士になるために四年間学校へ通う、四年制大学もあります。

四年制の大学では、歯科衛生士の資格取得のための講義はもちろんのこと、それ以外の一般教養や、ほかの分野の講義も受けることができます。

大学のカリキュラムを確認し、キャリアアップにつながりそうな講義など気になる内容があるならば、受講しておくことでいざというときの就職の幅が広がるかもしれません。

一方で、三年制の学校ならば一年早く社会に出て、現場に立てるという魅力があります。

ひとつのクリニックに四年制卒の歯科衛生士と三年制卒の歯科衛生士がいた場合、年齢が同じでも職場内では先輩、後輩という関係性になります。

「できるだけ早く現場に出て、実務経験を積みたい」という人には、三年制の専門学校や短大のほうが向いているかもしれません。

また、歯科衛生においてより深く専門的な知識・技能・技術などを学ぶことができるという点も専門学校を選択する大きなメリットの一つと言えるでしょう。

それを含め、希望している学校のカリキュラムや特色も確認しながら、自分に合った学校を探しましょう。

ちなみに歯科衛生士の就職率については、どちらを選んでもあまり差がない傾向にあるようです。

専門と大学、カリキュラムの違いは?

専門と大学、カリキュラムの違いは?

歯科衛生士の国家試験を受けるにあたって、国が定めた機関で定められた内容を必ず学ばなければいけません。

そのため、歯科衛生士になる上で受けなければならないカリキュラム自体は同じです。

口腔解剖学や口腔生理学、歯科予防処置論、歯科診療補助論など基本的な知識については、どちらへ進学しても必ず学ぶことができます。

あわせて実際の現場について学ぶ、臨地(臨床)実習も行われ、専門学校か短大、大学、いずれかに進学したために必要な知識を学べなかったということにはなりません。

専門学校の場合は、こうした必要な知識をあらかじめ定められた時間割に従って、効率的に学んでいく場合が多いです。

時間割のとおりに通って勉強していけば、必要な知識を十分に得られるのです。

四年制大学の場合には、歯科衛生士に関連する講義のほかに、どの学部でも受けなければならない基礎学習の授業やゼミの時間割が入ってくることもあり、さまざまな分野について学ぶことができます。

また、専門学校の中には文部科学省より「職業実践専門課程」の認定を受けている学校もあります。

これは、企業等との密接な連携によって、より豊富な知識を身につけるための教育体制が整っていることを意味します。

より実践的な内容を学べるケースがある専門学校もありますので、進学先を選ぶときは、しっかりチェックしましょう。

「歯科衛生士になるための授業をしっかり受けたい」と考えるか「つめこみすぎない余裕のあるスケジュールで、多くのことを学びたい」と考えるかも進学先を決めるポイントとなるでしょう。

大学や短大の特長

大学や短大のメリットと特長

ここまでの内容をまとめながら、歯科衛生士を目指して「大学・短大」の特長を考えていきましょう。

大学はそもそも研究機関であり、職業教育機関ではないため一般教養科目を学ぶ必要があります。

その中でもメリットとしては、歯科衛生士のための勉強はもちろんのこと幅広い分野について学ぶことができる点が挙げられます。

細かな授業内容は学校によっても異なりますが、例えば歯科衛生の知識が求められる介護や福祉といった分野への道が開けていくこともあります。

さらに、一般企業へ就職する際に必要なビジネスマナーやIT関連の知識など、一般教養としても持っておいて損のない知識が得られる学校もあります。

そのため、おのずと就職先やキャリアの選択肢が増えていくでしょう。

万が一、歯科衛生士になってから「現場の仕事が合わない」という状態になってしまった場合に、次のキャリアを考えやすくなるかもしれません。

現場でどのような知識が役に立つかは未知の部分も多く、大学で学んだ一見歯科衛生士とは無関係な知識が、ほかの歯科衛生士と差をつけるポイントになるかもしれません。

一方で、まだまだ教育機関の数が限られていることが挙げられます。

自宅から通える学校への進学を希望している人で、近場に学校がないのであれば、進学をあきらめざるを得ないこともあるでしょう。

特に「四年制の大学に通いたい」と考えている人の場合、下宿するつもりでなければそもそも選択肢が存在しないということにもなりかねません。

また、大学や短大は専門学校に比べると「歯科衛生士に関係のない講義が多い」という印象を受ける可能性があります。

たくさんのことを学び、吸収したい人にとっては魅力的な環境ですが、歯科衛生士に関連する内容だけ確実に学べればそれでよいという人にとっては魅力を感じにくいかもしれません。

専門学校の特長

専門学校のメリットと特長

続いて、職業教育機関である専門学校のメリットとしては、歯科衛生士になるためのカリキュラムを効率よくしっかり勉強できることが挙げられます。

国家試験の対策についてもサポートしてくれるところが多く「歯科衛生士になるための勉強をした」で終わらずに「国家資格を取得した」というところまでたどり着きやすいと言えます。

ほかの学生も「歯科衛生士になりたい!」、「ほかの職業は考えていない!」という高い意識を持つ人が集まりやすく、互いに切磋琢磨しながら成長していけるでしょう。

学校数についても、大学や短大に比べると数が多く、選択肢が多い傾向にあります。

「このエリア内で進学先を見つけたい」というような明確な希望があるときにも、進学先を見つけやすくなるでしょう。

お財布の面で負担を抑えたいときにも、実家から通える学校へ進学すれば負担を軽減できます。

また、「就職」についても、専門学校は担任や専任教員が、学生一人ひとりの希望を把握したうえで、就職サポートを行なってくれるので安心です。
だからこそ実現できる高い就職率は最大のメリットであり大きな魅力と言えるでしょう。

注意点としては、歯科衛生士にまつわる講義のほか、一般教養などはなかなか学べない可能性があるという点が挙げられます。

そのため、就職についてもおのずと「歯科衛生士の国家資格を取得し、歯科衛生士として就職する」という道になっていきます。

学んでいる途中で「やっぱり自分には合わないかもしれない」、「ほかの分野が気になる」となった際には、途中で切り替えることがなかなか難しい場合もあるでしょう。

ただし、細かなカリキュラム等は学校ごとに異なっており、関連領域の授業やゼミを受講できる場合もあります。

まとめ

まとめ

今回は、歯科衛生士を目指す上で通う専門学校と短大、大学の違いについて、学費、通う年月、カリキュラムなどに注目しながらご紹介していきました。

基本的には「歯科衛生士の国家資格を受けるために必要な学習内容(学習時間)」が定められていることから、どちらを選んでも大きく変わることはなく、どちらかを選んだために就職しにくい、ということはないでしょう。

ただし、それぞれの学校ごとに特徴が違い、「どんな授業に力を入れているのか」「学費の総額はいくらか」といったポイントで変化がありますので、さまざまな学校の情報を集めながら、最後は実際に自分自身の目で見て学校を確認することをおすすめします。

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